オタサー・コンプレックス

オタクサークル(通称オタサー)はあらゆる大学に存在している。
私はそれを憎んでいる。

 

これを読んでいる方の出身校にも恐らくオタサーは存在していたであろう。オタサーは時に漫画研究会や映画研究部などの一見文化的で有益そうな名前に偽装され、大学の新入生向けパンフレットのサークル紹介ページなどにまぎれこんでいる。そうして考えると日本だけでも非常に多くのオタサーがあることがわかる。うへえ、地獄か?
私はそれらのオタサーをすべて憎んでいる。オタサーへの文句が見たくなければ◎まで読み飛ばしてほしい。

「オイ、全く無関係の事柄ならそもそも無関心だろう、お前は過去にオタサーで何かあったのだろう!」と聡明な読者のことだから突っ込みたくなっているはずだ。
そうとも、この嫌悪感には高校時代の出来事がきっかけだ。今からそれを語るが、共感性羞恥持ちには苦痛を感じるエピソードだと思うので⚫のついてる位置まで読み飛ばすことを推奨する。

 

あれは高校一年生の頃、絵を描くのが好きだった私は絵の好きな人を探すため美術部に入部した。はじめのころは希望で溢れていたため、「美術部の部員はみんな絵がとてもうまいのだろう、そして自分も絵を練習したりデッサンしたりクロッキーをして絵がうまくなるのだ!」と幸せことを考えていた。

ところがどういうことだろうか?先輩らはいっこうに絵を描かず、描いた絵も見せてくれない。ゲーム機を持ち込んだりスマホゲームに勤しんでいる。アニメやゲームの話を繰り返し、大声で騒ぐ。

そう、私の入部した美術部は美術部とは名ばかりのオタサーだったのだ!

しかも同輩らも絵を描かない。もちろん描く人もいたが、クオリティはあまり良くない。平たく言うと下手だ。当たり前だ、描き始めてすぐらしかった。というわけでオタサーで美術をやりたがった私は部内で非常に浮いた。その頃のことは思い出したくもない。

「どの部に入ってるの?」「美術部だよ」「あっ...(察し)」友人も少なく情報に乏しかった私は校内で美術部がどういった扱いを受けているのか知らず自分が美術部で絵を書いていることを誇りに思っていた。完全な阿呆である。しかし間違ってはいない。間違っているのは周りである。どうか高校一年生のピカピカの私を責めないでいただきたい。
この後美術部がオタサー状態になっていることを先輩らに指摘したところ次の日から部内での居場所が完全に消失した。場が完全に消失することなど熱力学第二法則に反しているではないか。この世界の法則はどうなっているのか?

2年次、美術に興味のある自分に期待を抱いた顧問は俺を美術部部長に抜擢。無賃労働ストレスフル学力低下、現実逃避に畑を始める。畑楽しいじゃないか…オクラ美味しい。

3年次、美術部完全なオタサーに復活。絵を書くものを迫害する空気に戻ってしまう。責任放棄と受験の為部活も畑も捨てる。何も変えられなかった。

 

⚫というわけで名前を偽装したオタサーにはいって酷い目にあった訳だ。ここからはなぜオタサーが良くないのかについて書く。オタサーに所属している方、オタサーを楽しめる方は○に飛ぶことを強く推奨する。知らないぞ不快な気分になっても。

 

・まずオタサーには生産性がない

運動部ならばスポーツで食おうとしなくても体を動かすので健康になれるというメリットがある。文化部でもまともな美術部なら技術の向上やモチベの上昇に非常に役立つだろう。しかし、オタサーはどうだ? 「私このアニメが好きなんですぅ」こんな事を言って何が得られる? 薄っぺらい共感か? 無責任な賛同の意見か? そんなものtwitterチラシの裏に書き込んでおけば良いではないか。1万時間の法則を知っているだろうか? どんなジャンルで1万時間やればプロになれるという根拠の無い法則である。アニメや漫画の話を1万時間して何になれる?プロのオタク? それになんの価値がある? 妙なプライドが生まれ新参オタクを知識マウントするくらいしか出来ないだろう。


・君はオタサーの姫を知っているか

オタサーには基本的にオタクが所属する。そしてほとんど男性のサークルかほとんど女性のサークルになる。ほとんど女性のサークルはサークル内で村を形成し攻撃しあう地獄のような様になるが、ほとんど男性の場合も地獄だ。何故地獄か?少数の女性オタクが「オタサーの姫」になるからである。ほぼ全ての男オタクは女性経験が少ないため、また容姿や性格に恵まれないため女性への対応に慣れていない。そのため過度にちやほやしたり、構われるとすぐ好きになってしまう。そこに女オタクが付け入る訳だ。女オタクは男に媚を売り、男オタクは女オタクをちやほやする。その結果姫が生まれる。
なお当事者ら、なんと姫さえ自分が姫と化していることに気づいていない。オタサーの姫なんて嘘っぱちだと笑いながら姫を崇めているのである。
これもまた、行き着く末に何も産まれない。虚無である。


・駄目サイクル、略して駄サイクル

オタサーでももちろん絵を描いたり作品を制作することはある。しかし公に公開することは無い。身内だけに公開してれば褒めあって気持ちよくなれるからだ。本当に身になる努力は苦しいのでしない。さわりだけ、楽しいことだけをやりつづけるのだ。これが駄サイクル。
何もう産まれない負のサイクルである。オタサーにはこうした駄サイクルが形成されることが多い。というかこれはどこにでも生まれうるので注意しなければならない。


そのほか太字

・閉鎖的な組織なので腐敗している
・身内にだけ口の悪いメガネガリ
・口調が明らかにぶりっこのブス
・喋る速度とテンポのおかしい腐女子2人組
・本当はお前もオタサーで楽しくやりたいんだろう
・それなのに自分が迎合されないから嫌悪感を持つのだろう
・うっ…死ぃ……ェア
・身内ネタが多く傍から見ていて寒い

 


○というわけで自分はオタサーを嫌悪しているわけだ。
最近通っている大学のとある名前のサークルに入った。
漫画やイラストを描くサークルらしいが、初心者でも大歓迎らしい。
この時点でかなりお察しだが、一応芸術系の大学なので期待してもいいだろうと入っていざ中を覗いてみるとやはりそこはオタサーだった。漫画を描くのが好きなやつと漫画が好きなやつには大きな隔たりがあるだろう!何故混同したのか。皆絵が下手じゃないか!
こんなときろで溜まっていては体が腐ってしまう…こりゃ絵の上手い人がいるわけがない。画力の低い方に合わせていたら上手い人は消え、負の連鎖が続くに決まっているではないか。
というか絵を上手くしたいなら自分の部屋でコピー用紙300枚くらいのやつ買ってきてそれにひたすら人を描いてりゃいいのである。すべての期待は終わった。


オタサー、死すべし。