糞の宮殿

糞で満たされた宮殿に住むのは楽じゃない。


普通に歩いたって首の下まで満たされた満杯の糞が生温く体にまとわりついて邪魔してくる。
催してしまった為そのまま排便すると、なんだか自分もこの大量の糞と同化した気分になった。ぼくは糞だ。あと、王子様。
この宮殿には何人もの召使いがいる。糞の中で服は役割を果たさない。召使い達はいつも全裸だ。
彼女達はご飯を作ってくれるし、楽しいお話しも聞かせてくれる。


この前はとある不思議な魔術師の話をしてくれた。その魔術師は狂って国を糞で満たして姿を消し、それから国民は死ねなくなったらしい。
それで​──?召使いは黙り込んでしまった。ぼくは糞でおちんちんを扱き、召使い達に射精した。召使い達は何も言わず静かにこちらを見つめている。
それからぼくはぼくの広い宮殿の書斎の糞塗れの本棚を漁り、その国の事を知ろうと思った。
しかしどの本も糞に埋もれて文字を読むことができなかった。