kiwamono's diary

テクノロジーによるシコティッシュの一覧

最近思ったこと、本について

本っていいな~と思う。
少し前から月に10冊程度、興味のある分野とか立ち読みして面白そうだった本を集めて読むことにしている。
自分は現代大学生なのだが通学中はけっこう時間があり、そこで読む。少し早起きしてゆとりのある時間を読書に費やすのはなんだか文化的で贅沢だし意味のある時間を過ごせる気がして嬉しい。
こういう「今日は何をしたからオレ偉い!」みたいなのは大事で、それがないと寝る前に今日も無為に過ごしたな~っていう絶望と焦燥がやってくるのでよくない。本を読むほど(どうでもいいようなのも含めて)知識が増えて繋がって世界が広がったように思える。しかし別に本を読むのがエライという訳ではなく、実際に最近はyoutubeで本の解説動画なんかや上手く編集された勉強になる動画が山ほどあるしなんなら講義のアーカイブトークイベントの映像が丸々上がったりしている。効率で言えば確実にネットの方がいい。しかしそれでも本のいいところはやはり本を読んだ経験を共有できることだと思う。今はみんながみんな違うものを見ている時代だ。電車内でスマホをいじっている人たちそれぞれがずっと別のものを見ている。昔はみんなテレビを見て共通の世界観を共有する大きな物語のようなものがあったが今はもうそれはない。それぞれが全く別の関心と経験をもっていて、なかなかそれが交わることがない。ネットでいくらかの人数の話題を共有できる部族を作り出し共感しあっている。それぞれの部族がそれぞれの正しさを有している。で、そこで役に立つのが本だ。本はネットのコンテンツに比べると情報の量が限定されている。つまりはいくらかの本を読んでおけばどんな部族の人とも共有できる話題なのだ。もちろん自分はそれが目的で読んでるわけではなく単純に知的好奇心が満たされて面白いから(人文書とかジェットコースターみたいで楽しい)読んでるだけだけど、それでも結構ある程度本の知識は通用して楽しい。本を読んでインプットするだけじゃなく人と語ったり文章でまとめて消化する楽しみは最近まで知らなかった。


最近読んだ本(アフィリエイトとかやってないからここから買っても一銭も入ってこないので絶対ここから買わないこと)

欲望会議 「超」ポリコレ宣言

欲望会議 「超」ポリコレ宣言

今や大ポリコレ時代、傷つけられお気持ちを害されたより被害者でよりマイノリティで政治的に正しい存在の方が勝つ狂ったインターネットを戦闘民族の美術家・ゲイ哲学者・痴女AV監督がぶった切るという感じの内容。これを読んでから発達障害で勝手に傷つくのが止まったし今のポリコレ地獄をある程度俯瞰できるようになった。オススメ

超人計画 (角川文庫)

超人計画 (角川文庫)

NHKにようこそ!」の作者、滝本竜彦による自伝的な本。哲学を学ぶが最終的に哲学を捨てる、仮想の彼女に縋るが最終的に彼女を殺す、サイケデリクスにハマるが最終的にそれも捨てる、宗教を無意味と切り捨てる。それまでの全ての苦しみの過程を苦行のように肯定しつつ、それすら捨てていく様子は正に悟りに至る過程のようだと思った。全ては無意味であり無意味ではなかったのだ。これとセットで「NHKにようこそ!」の小説版も読むとどこがフィクションでどれだけ「佐藤」と滝本氏がリンクしているのかわかって面白い。

現代人のための「チベット死者の書」

現代人のための「チベット死者の書」

なんでこの本に興味を持ったかというとゴホンゴホン何かしらで別の宇宙まで月世界旅行ゴフンゴフンしたせい。別に全然深くハマったわけでもないけど宗教的用語の意味と本質が驚くほどストンと入ってきてしまうのでめちゃくちゃ読んでいて面白かった。月世界旅行していない方でも文章が非常にわかりやすいので読んで絶対に損はない。